《ソフト概要》


VA は 480Kバイト、VA2/3 は 768KバイトものメインROMを備え(辞書もあわせればそれぞれ768Kバイト、1.2Mバイトにもなります。)、多くのソフトウエア群を格納しています。

VA シリーズではOSとして独自の PC-Engine を使用しています。PC-Engine を含め、ROMに収められたソフトウエア群は VA を特徴づける大きな柱のひとつです。

この特徴を、VA を「使う立場」から見てみると、初心者でもとっつきやすいようにできているということが言えます。例えば、PC-Engine について見てみると、

などなど、裸の MS-DOS に比べればずっと使いやすくなっています。大体必要なものは揃っているので、最初から CONFIG.SYS を苦労していじる必要もありません。

今でこそ必要なソフトはハードディスクに入れておいて組み込むのが当たり前ですが、当時は 20Mバイトのハードディスクが実売で10万円前後もしました。おいそれと買えるものではなかったのです。

一方、アプリケーションを開発する立場から見てみると、

という特徴があります。

また、エディタやメニューマネージャー等を内蔵することで、これらを利用するアプリケーションのユーザーインターフェースを統一しようというねらいもあると思われます。


1995/ 9/24